COCO湘南台、COCOありまの生活は、基本的な最低限のルールのうえで成り立っています。
自立と共生では、生活するうえでどうしても必要な生活分担があります。
　ここでは自分の個室はもとより、資源ゴミ・不燃ゴミ・燃えるゴミ当番、食事の後かたづけ、大浴室のお湯のスイッチ入れと最後の入浴者が水を流す当番などがあり、一般の家庭のルールと同じです。
これらが生活者自身に関わる決まりごとです。

その他に、生活者とCOCO湘南、支援ネットワーク機関(食事･清掃等生活支援)の三つの関係を軽快にするために、月2回の生活者のみのミーティング、月1回は食事を作るワーカーズの人々との打合せなどで、新しい提案をしあったり、いかに楽しく心地よく暮らしてゆくのか話し合いをして決めています。

　　　　　　　

なめらかなコミュニケーションは無原則ではなく、心のかようルールが大切です。
右 の表をご覧頂いて、その中のＡ、「みんなで顔を合わせる『とき』」で充分に全体の人間関係がつくれ、Ｂの部分でそれぞれの共生がつくられる。ＣとＤの部分を大事にし、尊重していくことがＣＯＣＯ湘南台利用者の求めている最大の目標です。

「今まで子育てや介護、その他家事に追われたり、仕事や他の活動を余儀なくされていたとしたら、これから思う存分、羽をのばしていきたいと思っている。
一人の外出、ここで共感しあった友人とコンサート鑑賞、庭でのんびり土いじり、その合間にホームドクターへの健康診断や相談などと、むしろいまは自分の行動と健康管理が中心。おかしいと思うかもしれないが、それが元気印と活力を物語っているみたい。
Ｅ、Ｆ、これらがうまく融合しあっているとき、さわやかな笑顔が接しあう。これはＣＯＣＯ湘南台内の循環機能である。
それぞれがその家族関係や仕事場の関係などで疲れたり、悩んだり、腹を立てていたりすることも当然ある話でもある。そんなときは、Ａ、Ｂ、Ｄの場面で自分の考えなどを打ち明けて意見を聞いたり、慰め励ましあっていけるといい。これからは、ぼつぼつお互いがカウンセラーになりえる｢とき｣が出来上がるだろう。そうしたら万歳である。」